世界の神話
仏教神話シリーズ
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一つ200円でカバヤから発売されていました。
近所のスーパーに行ったときに少しずつ買い集めましたが、ダブりが多くて
持国天がどうしても集まらず、コンプリは出来ていません・・・・

このボークス・造形村のフィギュアの出来がとてもよく、
なんだかとってもありがたい気分に(笑)なりました・・・
金剛力士 阿形
金剛とはダイヤモンド(金剛石)の事。堅固で破壊されず、貴重である喩えとして仏教神話でよく用いられた。金剛山という、地名も各地に残る。釈迦の側にあって警護をする力士が神話化された姿。インドでは裸の姿だったが、より寒い中央アジアに仏教が伝わると武装した姿になった。日本では武装した姿よりも裸の姿の方が多いが、相撲の力士のイメージと重なった結果であろう。
金剛力士  吽形
金剛力士は仁王とも呼ばれる。仁王は二王が本来の形。元来は単独の像だったが、仏教が中国に入ると、寺門を守るとされて左右に安置されて一対となり、二人の王と言う事から、二王と呼ばれた。
神社の警護をする狛犬の場合と同様に、一方が最初の字音<阿>を発する口を開けた姿(阿形・あぎょう)、もう一方が最後の字音<吽>を発する口を閉じた姿(吽形・うんぎょう)という、阿吽の対照的な姿となった。奈良、東大寺の南大門にある鎌倉時代(13世紀)の運慶と快慶の手による国宝の仁王像が有名。
増長天(ぞうじょうてん)
四天王の一人。南の世界を守護。「ぞうちょうてん」とも読む。
怒りの表情である念怒の相(ふんぬのそう)を示し、右手に剣または鉾を持って邪鬼を踏む。身体は戦士を象徴する赤色とされる。
インド神話ではヴィルーダカ「成長する者」という名前のヤクシャ(夜叉)だった。ヤクシャは財宝神クーベラの従者の山野の精霊だが、仏教神話では地域の守護者とされた。
広目天(こうもくてん)
四天王の一人。西方を守護。
甲冑を着け、右手に筆、左手に巻物を持ち、見聞したことを記録する姿が多い。古代インドではヴィルーパークシャ「醜い目をした者」と言う名前だった。醜い目とは特別な特別な力を持った目と言う事。そこで最終的には、特別な能力を持った異形存在として、「広く見張る者」と言う名前の守護神となった。
多聞天(毘沙門天)
四天王の一人。北方を守護。
古代インドではヴァイシュラヴァナという名前で、その意味の「多くを聞く者」から多聞天といい、音から毘沙門天(びしゃもんてん)ともいう。インド神話の財宝神クーベラが仏教神話に取り入れられたもの。
毘沙門天の名前で単独で富の神として崇拝されることがあり、近世からはむしろ七福神の一員として有名。
不動明王
五大明王の中で最も有名。インド神話において苦行者の姿で恐るべき念怒の力を発揮する神であるシヴァがモデルとされたと考えられる。怒りを表現する炎の光背をもち、恐ろしい表情をして、右手には悪を退治する剣を、そして左手には悪者を縛る羂策(けんさく)をもっている。
インドのサンスクリット語ではアチャラナータ「動かない尊者」といい、中国語に名前が翻訳されたときにその意味から「不動」明王と呼ばれるようになった。「お不動様」として親しまれる。千葉県にある成田山新勝寺が有名。
降三世明王(こうさんぜみょうおう)
五大明王の一人。明王の「明」とは霊的な知力を意味し、そうした力を持ち、なかなか悟らない民衆を怖れさせて従わせるために、太陽の化身である大日如来の命令を受けて、念怒の姿で出現して、悪を退治する尊い存在を呼ぶ名称。降三世明王の古代インドのサンスクリット語での名称はトライローキャヴィジャヤ「三世界の王者を降ろす者」。インド神話ではシヴァ神が三世界すなわち世界全部を支配する者として、「三世界の王」と呼ばれていたが、この明王はシヴァ神とその妃のウマーを踏みつけて仏教に改心させたとされるのでこの名前がある。
軍茶利明王(ぐんだりみょうおう)
五大明王の一人。古代インドの呼び名はクンダリー「耳輪をつけた者」で、その音を写した呼び名。クンダリンという語が「輪状の」とか「蛇(とぐろを巻く)」を意味し、インドのヨーガ思想では蛇が力を象徴するので象徴するので、悪鬼を調伏させるこの明王はしばしば蛇が身体に巻きついた姿で表現される。
また後の時代には、「水瓶(クンダ)を持つ者」と言う意味ともされた。
水瓶は不死の飲料アムリタ(甘露)の容器で、その力によって、種々の障碍(しょうがい)を取り除くと言うのである。こちらは後の時代に真言密教で唱えられた説である。
大威徳明王(だいいとくみょうおう)
五大明王の一人。古代インドでの名称ヤマーンタカはヒンドゥー教で冥界の審判者とされるヤマ(仏教での閻魔)を降ろすものと言う意味。「大威徳」はそうした死の力を降ろす威力と言う意味を漢語で表したもの。智慧(ちえ)の菩薩である文殊(もんじゅ)菩薩が姿を変えた存在(化身)であるとされる。六つの顔、腕、足(六面、六臂(ろっぴ)、六足)をもち、念怒の表情をして水牛に乗っている姿で表現される。
京都の東寺(教王護国寺)にある平安時代前期の国宝とされている像が有名。
金剛夜叉明王(こんごうやしゃみょうおう)
五大明王の一人。古代インドでの名称ヴァジュラヤクシャは、雷撃を武器化したヴァジュラ(金剛杵(しょ)を持つ神霊(夜叉)の意味。三面六臂(三つの顔と六つの腕)で、正面の顔(主面)は五眼。左手には金剛鈴(れい)・弓、輪宝をもち、右手には五鈷杵(ごこしょ)、矢、剣をもつ。
平安時代には護摩を焚いて敵や怨霊を打ち破る調伏(ちょうぶく)の儀式が盛んに行われたが、その場合には五大明王の中でも金剛夜叉明王が本尊に据えられた。
このシリーズのシークレット
不動明王です。
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